日本は存在感示せず。IMF・世界銀行年次総会、かんたん振り返り

2012/10/19

先日、国際通貨基金(IMF)・世界銀行の年次総会が48年ぶりに東京で開催されました。それに先立って行われた日米欧7ヶ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議も含めて、ホスト国である日本は20年間の長きにわたって低迷してきた日本経済の経験を活かし「世界経済の将来に一石を投じるチャンス」とも言われていましたが、「影が薄かった」「何も起こらなかった」という評価が正直なところのようです。

やはり話題の中心は為替市場でも注目を集め続けるギリシャを始めとした「ユーロ圏債務危機」と、遅れているアメリカ経済回復をさらに谷底へ突き落としかねない「財政の崖」についてでした。

要人の発言を拾ってみますと、まずユーロ情勢に関しては

「(ギリシャは)ユーロ圏内で改革を進めることが最善」

「ユーロ廃止を考えている欧州の国はない」

「欧州は、外部から考えられているよりも大幅な進展を果たした」

など、ギリシャ支援は正しく、しかも一定の成果があったことを強調する内容でした。一方アメリカの財政の壁に関しては

「米国の財政の崖とエネルギー価格が、ユーロ圏債務危機とともに世界経済にリスクをもたらす要因」

「(世界経済の問題は)米国の『財政の崖』や債務上限問題、欧州債務問題。米国と欧州の行動が必要」

など。「欧州は世界が抱える全ての問題の源ではない」という発言も合わせて「世界経済回復のためには欧州同様にアメリカも努力せねばならない」という認識を共有した、といったところでしょう。これに関連して米のバーナンキFRB議長は量的緩和第3弾(QE3)への「将来のインフレリスクを高める」との批判に「米国経済にとって望ましいことは、最終的に世界経済にとってもプラスになる」と述べ、一定の理解を求めました。

さて、肝心の日本ですが、特に「円高」についての発言を拾ってみますと

「日本経済を説明するのに為替も1つの要因」(白川日銀総裁)

「日本が円高基調でデフレが続いていることを話した」(前原経済財政担当相)

「経済のファンダメンタルズが強固でないにもかかわらず、円高が続いている」(城島財務相)

「一層の円高が震災からの復興を進めるわが国の経済の下振れリスクになることを懸念」(城島財務相)

など、事前に「日本の円高懸念について理解を求める」と言っていたとおりの発言はありました。それに対してIMF側は

「円はいく分過大評価されている」(ラガルドIMF専務理事)

「円はいく分過大評価されている状況は変わっていない」(篠原IMF副専務理事)

など「いく分」円高であるという認識を示しました。しかしこれは「IMFの大スポンサーである日本へのリップサービス」と言われており、「円高議論は素通りされた」というのが実際のところ。

この一大イベントをホスト国として迎えた日本ですが、野田首相の判断によって直前に内閣改造で交代したばかりの財務相は各国財務相とも初対面で「挨拶から」始まり、発言も「顔見世程度」で手応えなし。さらにIMFからは今年度予算の財源を確保する赤字国債発行法案の早期成立を促されました。これ、「国内の政治をしっかりしなさいよ」と言われたようなものですよね。

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