米FRBが利上げを早める材料はなし。しばらく様子見か。

2014/10/24

先週半ばに一時105円台をつけた米ドル円でしたが、金曜日になると米経済指標が好調だったことから「ドルは売られ過ぎ」という見方が強まり、いったん106円半ばまで回復。その後は週末ということもあって次第に関心は薄れ、106円前半に落ち着きました。

今週月曜日もドル円は引き続き底堅い展開。日経平均が大幅に反発したこともあって小渕経産相辞任の影響は限定的なものにとどまり、107円前半まで戻してきました。

21日火曜日になると日経平均が前日に比べて100円超の下落になったことや、米の利上げが後ずれするのではないか、との観測が広まりドル売りが進行。1ドル=106円後半で推移したドル円でした。

水曜日は前日の米株が大幅高になったことでリスクオフの円買いはいくぶん弱まり、前日の日経平均の下げにも関わらずドル円はそれほど影響を受けませんでした。

その日経平均はこの日になって400円近い上昇となりましたが、反対にこれも円安を後押しはしてくれず、ドル円は106円後半から107円ちょうど近辺での展開となりました。

しかし日本の深夜に発表された米CPIが市場予想を上回ったためドル買いの動きが強まり翌日木曜午前にかけては107円前半に。ここでもドル円は底堅さを印象付けました。

米経済指標はまずまず好調といえますが、FRBが利上げを早める根拠となり得るような水準には至っていないようです。ユーロ圏の銀行11行がストレステストで不合格となるなど、ユーロが売られる展開がドルをサポートする格好となっているものの、一段のドル高局面になるほどのものではなさそうです。

最大の材料は言うまでもなく米の利上げですね。その根拠としての最重要指標である雇用統計までは2週間ありますので、しばらくは様子見でいいかもしれません。

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