雇用統計が不調で利上げ時期が後退?ここはポジション点検

2015/07/03

今月の米雇用統計は独立記念日の関係で本来の第1金曜日より1日早く発表されました。早速その結果を見ていきましょう。

【非農業部門雇用者数変化】

非農業部門事業所の給与台帳を基に集計された、雇用者数の増減。経営者や自営業者は含まれません。

2014年12月 ~ 2015年6月の推移(前月比 単位:万人)

  12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月
事前予想 +24.0 +23.0 +24.0 +24.5 +22.4 +22.5 +23.0
結果 +25.2 +25.7 +29.5 +12.6 +22.3 +28.0 +22.3

【失業率】

失業者数÷労働力人口×100で求められたもの。対象は16歳以上。軍隊従事者や刑務所服役者、労働意志のない者は除きます。

2014年12月 ~ 2015年6月の推移(単位:%)

12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月
5.6 5.7 5.5 5.5 5.4 5.5 5.3

7月2日に発表された米雇用統計は、失業率が前月よりさらに改善されて【5.3】%と2008年4月以来の低水準だったものの、雇用者数変化が市場予想の+23.0万人を下回る【+22.3】万人。さらに過去分も下方修正されました。

前哨戦のADP雇用調査の方が市場予想を上回る好調さだったことも影響したのか、雇用統計の発表を待つ間ドル円は123円前半から一時123.85円まで上昇しましたが、発表のあとは一気に122.96円まで急落。期待されていた「9月利上げ」が遠のいたことはもちろん、このままでは「年内利上げ」にも疑問符がついたという声も出て来ています。

5日はギリシャで国民投票が行われることもあって、積極的には動きづらい状況です。この週末は今後「利上げ時期」の材料となり得るものの日程確認やポジション点検などをしておきましょう。

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