雇用統計は大幅に下振れ。日銀の追加緩和はあるのか?

2015/10/09

9月の米雇用統計が先週金曜日の10月2日に発表されました。

【非農業部門雇用者数変化】

非農業部門事業所の給与台帳を基に集計された、雇用者数の増減。経営者や自営業者は含まれません。

2015年3月 ~ 2015年9月の推移(前月比 単位:万人)

  3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月
事前予想 +24.5 +22.4 +22.5 +23.0 +22.3 +22.0 +20.3
結果 +12.6 +22.3 +28.0 +22.3 +21.5 +17.0 +14.2

【失業率】

失業者数÷労働力人口×100で求められたもの。対象は16歳以上。軍隊従事者や刑務所服役者、労働意志のない者は除きます。

2015年3月 ~ 2015年9月の推移(単位:%)

3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月
5.5 5.4 5.5 5.3 5.3 5.1 5.1

結果は、雇用者数変化が【+14.2】万人。失業率は先月と同じ【5.1】%となりました。

失業率は先月に引き続いて低水準を保ったものの、雇用者数変化は事前予想の+20.3万人を大きく下回りました。さらに8月分も+13.6万人に下方修正され、7月8月合わせて当初発表より5.9万人も下回ったことがわかりました。

9月分は目安である「+20万人」をキープし、いつものパターンとして8月分も「上方修正があるだろう」とみられていたにも関わらず、結局8月も9月も当初の見込みより大幅ダウン。年内利上げのシナリオは音を立てて崩れ、ドル円は119円を割るという急落ぶりでした。

ただし週が明けると日米ともに株が上げたことを受けてリスクオンの円売りが広がりドル円も120円前後での展開。またしてもこの値あたりでの底堅さを見せたという印象です。

日銀は金融政策の現状維持を決定したものの市場はほぼスルー。日銀に追加緩和を急ぐ気配はみられませんが、昨年10月末に突如炸裂した「黒田バズーカ2」のインパクトを忘れられない投資家が今会合の黒田総裁の発言を「そのまま受け取れない」と疑うのも無理はないでしょう。

日銀の次回会合は10月30日。それまでに昨年の復習も兼ねて幅広く情報収集をしておきましょう!

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