米FRBが3回目の利上げ!さらに「来年も3回」を予測

2017/12/15

米FRBは今週12-13日に開催されたFOMCで、6月に続いてことし3回目の利上げを決定。FF金利の誘導目標を0.25ポイント引き上げて1.25-1.50%としました。

前日のNY市場では利上げを織り込んだドル買いにより一時113.75円まで上昇したドル円でしたが、この日の発表で今後の金利見通しが据え置かれたこと、また今回の利上げに対してシカゴ連銀、ミネアポリス連銀の総裁が反対票を投じたことがわかると米長期金利が低下。

結果、ドルが売られて米ドル円は113円を割り込み、翌14日の東京市場でも112.75円付近での取引となっています(AM10:00現在)。

トランプ政権が発足したのは1月だったので、同政権下でも3回目の利上げとなりました。とは言え相場は発表前日の時点で年内追加利上げを織り込み済みだったようで、次の関心事である「2018年」に関する見通しが期待したほどタカ派ではなかったことを受けてのドル売りと見ていいかも知れません。

それでも、結局1回しか利上げがなかった昨年2016年に比べてペースは上がっており、今回のFOMCでは来年2018年の利上げ回数に関しても「3回」の予測を維持しています。

一方、日本では安倍首相が「2019年10月」との方針を示している消費増税に向けて「追加緩和が必要なのではないか」との声も。そうなると日米の金融政策の違いはさらに鮮明になり、長期的に米ドル円が上昇へ向かう可能性は高まります。

今年下半期の為替市場で最大のイベントと言ってもいい3回目の利上げが決定しましたが、トランプ大統領が米税制改革案についてクリスマス前の年内成立を目指す意向を示すなど、こちらも近々チャンスの予感です。米議会の行方にも注目しましょう。

12月8日(金)に発表された米国11月雇用統計の結果と過去半年分の数字は以下のとおりです。

【非農業部門雇用者数変化】

非農業部門事業所の給与台帳を基に集計された、雇用者数の増減。経営者や自営業者は含まれません。

2017年5月 ~ 2017年11月の推移(前月比 単位:万人)

  5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月
事前予想 +18.5 +17.7 +18.0 +18.0 +8.5 +31.0 +19.9
結果 +13.8 +22.2 +20.9 +15.6 -3.3 +26.1 +22.8

【失業率】

失業者数÷労働力人口×100で求められたもの。対象は16歳以上。軍隊従事者や刑務所服役者、労働意志のない者は除きます。

2017年5月 ~ 2017年11月の推移(単位:%)

5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月
4.3 4.4 4.3 4.4 4.2 4.1 4.1

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